…… TOPICS 詳細 ……


今治

教育

2017.04.08

途上国の貧困に支援の手を

706号2ページ

今治西高生、積極的に啓発活動

今治市をフェアトレードタウンに



 発展途上国の生産物を、適正な価格で取引する「フェアトレード」を知ってほしいと、市内の商業施設などで啓発活動のほか、新聞を作って広めようとしている高校生がいます。

 その高校生とは、今治西高の海外研究部の生徒たちです。

 同部のメンバーらは、英語のスピーチや討論の活動のほか、3年前からフェアトレードの普及活動に奮闘しています。現在、日本には地域社会に浸透している「フェアトレードタウン」として認定された市がすでに3市あるため、部員らは今治市を4番目にしようとキャンペーン活動を行っています。

 2月には新聞「フェアトレードニュース」を発刊し、市内の小中学校に配布しました。紙面では、フェアトレードの商品や認証ラベルを紹介。今後も定期的に発行していく予定です。

 また先月19日・20日には、みなと交流センター(片原町1)で開催された「学びあいフォーラム」に参加し、商店街でカフェや蒲鉾店などの店主らの意識調査を行った後、結果をまとめました。22日・23日には大阪大学で、その結果や課題を発表します。

 今後は、市内の企業と協力し、発展途上国産のチョコレートと地元の名産品を掛け合わせた商品を開発することが目標です。

 同部の船端みなみさん(高2・16)と加藤来瑠さん(高2・16)は「地道に活動していくしかない。賛同してくれる方がいらっしゃったら、ぜひ力を貸してください」と話しています。

 


ページトップへ