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今治

イベント

2017.05.27

今治から世界王者2人誕生 空手「ワールドサバキチャレンジ

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空手の世界大会「第38回ワールドサバキチャレンジ」が先ごろアメリカのコロラド州デンバーで開催され、今治市出身で円心会館今治南道場所属の三瀬歩望さん(今治北高2年・16)と代表の瀧本隆司さん(41)が重圧を背負い挑み、初めて世界チャンピオンに輝き歓喜にわき立ちました。

 同大会は世界10ヶ国51人の選手が集結し、三瀬さんは高校生の部、瀧本さんは一般軽量級の部に出場しました。

 三瀬さんは過去の大会成績などを基準に推薦枠で、今大会から新設された高校生の部に出場しました。出場した中でも一番小柄で不利な状況でしたが、「自分は優勝できると信じていた」と三瀬さん。

 今年に入ると筋力を強化。必要以上に身体に負荷をかけた余念のない下準備が、標高1600mの酸素の薄い異国の地で自信に繋がりました。

 年長の時、空手を始めた三瀬さん。小学生6年生の時には全日本を制覇するなど輝かしい実績を積むも、練習では先輩や指導者でもあった父親の匠さん(45)に負け続け、悔しくて毎日泣いて帰っていました。

 辞めたい時期もありましたが、「自分の弱さで空手を辞めるのは嫌だった」と三瀬さん。「つらい時期もあったけど父には感謝しています。父をまた世界の舞台に連れていきたい」と話しています。


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