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今治

文化

2017.08.12

独自で考えた服で勝負 ファッション甲子園の県代表に

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今治工業 村上さん森田さん全国へ

衣裳の色彩、見せ方に心注ぐ

 第17回全国高等学校ファッションデザイン選手権大会(通称:ファッション甲子園)の第一次審査が開催され、応募された3009点のデザイン画の中から厳正なる審査の結果、今治工業高校繊維デザイン科2年の村上百華さん(16)と森田唯芙生さん(17)が選出され愛媛県代表に見事、選ばれました。

 2人は20日、弘前市民会館(青森県)で開催される最終審査会に出場します。

 同大会は、21世紀のファッションを切り拓く新しい人材を育成することなどを目的に開催されており、全国の高校生が優勝を目指します。一次審査を通過した全国の35チームは、ファッションショー形式の最終審査会に挑みます。

 今回、デザイン画を作成した村上さんは、授業で先生が見せてくれた、アフリカンプリント柄の布を生かしたいとデザインを考えました。自由なファッションスタイルの「ボヘミアン」とアフリカンを合わせた「ボヘリカン」と、村上さんがつくった造語を作品名にしました。

 「スカートのフレアの柄の出方や色調、見せ方にこだわった。自信がなかったけれど、代表に選ばれた時はとても嬉しかった。結果を残したい」と笑顔。

 モデルとして出場する森田さんは「緊張するが、村上さんの服を着こなせるように頑張りたい」とはにかみます。

 繊維デザイン科長の正木洋一先生(59)は「染色のできる強みを生かし、デザイン画への期待を良い意味で裏切れるような衣裳になれば」と話します。


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