今治
イベント
2017.10.14
ダウン症の藤原さん初個展
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「抽象な形に豊かな色彩」
ダウン症の藤原さん初個展
今治市出身でダウン症のアーティスト、藤原大輝さん(30)の初個展となる版画展が、ギャラリーカフェ遊(国分3)で開催されており、多くの来場者で賑わっています。
同展は、藤原さんが2年前から制作した、作品16点を展示しています。作品は、旅行先の車から見た風景や四季を感じる景色など、藤原さんが好きなものを、鮮やかな配色と独創的な線で表現しています。
小さい頃から絵を描くことが好きだった藤原さんが、本格的に習い始めたのは、高校2年生の時でした。八和田絵画教室(阿方)の八和田輝文先生のもと絵を学び、3年生の時に、県展にも応募するほど技術も上達しました。
高校卒業後、しばらく絵を描くことをやめていましたが、10年前八和田先生と偶然再会したことがきっかけで、また絵を描き始めました。「抽象的形体に、豊かな色彩が融合し、ますます魅力的な作品が生まれている」と八和田先生。
藤原さんは「いっしょうけんめい楽しくはん画をやっています。みなさんに見にきてほしいです」と話しています。開催期間は12日から14日、19日から21日。時間は10時から17時まで。