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今治

イベント

2017.10.14

伯方高校 俳句部が優秀学校賞

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全国最大級のコンテストで快挙



  全国最大級の俳句コンテスト「第28回伊藤園お~いお茶新俳句大賞」で伯方高校(今治市伯方町有津)の俳句部が見事、優秀学校賞を受賞しました。

  同コンテストは、小学校から一般部門まで約187万3千句が投句され、2千点が入選。入選作品は「お~いお茶」のペットボトルに掲載されます。

 同学校賞は、入選が5人以上いた学校に贈られており、同部は都道府県賞や佳作特別賞などを受賞するなど、優秀な成績をおさめました。

 毎年夏に行われる俳句甲子園の全国大会に出場するなど、県下指折りの同校。強豪の愛光高校、松山東高校とも交流し練習を重ねてきました。

 特徴は、5・7・5という俳句の形式にとらわれない、感性を伸ばす自由な句づくり。海や山など自然に恵まれ、のびのびとした故郷の伯方の良さを活かした、俳句をつくっています。

 しかし少子化の影響などで、同校の入学者が大幅に減少し、同部も人数確保には苦戦しています。特に俳句甲子園は5人一組が出場条件。現在、部員は6人と、ギリギリの状態で活動しています。

 そんな廃部寸前の状態ですが、全国大会常連の伝統と歴史を絶やしたくないと、必死に部活動に取り組んでいます。2年生の馬越三奈さん(17)を中心に、新入生への勧誘や地域のイベントに積極的に参加し、俳句の良さを伝えています。

 「俳句の17音には様々な想いがあり、その言葉には力があります。人や言葉との出会いに感謝し、これからも次の俳句甲子園などに向けて活動したい」と馬越さん。

 同校は、29日に村上水軍博物館で行われるイベント「夏石番矢と高校生」で、他校との句会を行います。

 


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