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あの人この顔　

自衛隊愛媛地方協力本部　今治地域事務所長　仲谷　政樹さん

自衛隊の力が誇り

　防衛省・自衛隊愛媛地方協力本部の今治地域事務所長として、昨年の夏から勤務している仲谷さん。今治地域での自衛隊の広報や募集業務などを行っています。

　仲谷さんは鳥取県出身。高校卒業後、気軽に受けた自衛隊に合格し、入隊しました。自衛隊での勤務は、１週間ほど山の中で野営したり、身体を鍛える訓練や寮生活は、楽しく苦に感じることはありませんでした。

　また、訓練や規律は厳しく大変なことも多くありましたが、先輩や上司に、仕事や私生活の全てを相談でき、家族のように見守ってくれる、温かな組織の良さも入隊して改めて実感しました。

　ただその一方、将来は、自動車の整備会社に就職しようと考えていた仲谷さん。大型免許や自動車整備２級を取得し、辞めるべきか続けるべきか、迷っていたその頃、「好きな彼女と結婚したい」と思い昇任試験に挑み、22歳で見事、合格。

　「これからは家庭を守り、この国を守っていこうと頑張っていたので、今の自分がある」と振り返ります。

　「自衛隊の仕事は多岐に渡りますが、組織力の強さを感じるのは被災地への派遣でした」と仲谷さん。

　阪神淡路大震災や東日本大震災の直後、自身も被災地に赴き、災害救助や炊き出しなども行いました。テントを張り、寝床を自らつくり、己の力で生き、被災者の支援ができる自衛隊の力を改めて誇りに感じました。

　「普段行っている訓練は全てに繋がっていました。理想の自分となる舞台が自衛隊にはあります。平和を守り、未来を一緒に創りませんか」と志願者を募っています。