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今治

イベント

2018.01.13

造船技能コンクール 圧倒の速さと技術でV

727号4ページ

新来島どっく野間・清水チーム



 第4回造船技能コンクール「配管艤装の部」が先ごろ開催され、新来島どっく大西工場(大西町新町)勤務の野間一平さん(36)と清水一歩さん(28)のチームが、優勝しました。

 同コンクールでは、若手技能者が2人1組となり、課題である4種類のパイプを用いて、「碇」をモチーフとしたオブジェを製作。切断や溶接の基本的な技能に加え、パイプを複雑に曲げる高い技術力が要求され、技術や作業効率、安全管理などを総合的に判断し、優勝が決まります。今回は8組16人が出場しました。

 野間さんと清水さんのチームは、運営側が想定していた標準時間3時間を大幅に縮めた2時間14分でオブジェを製作し、見事優勝。

 同コンクールまで切断や溶接などの技術を繰り返し練習してきた2人。また出場するまでの期間、会社のスタッフも、タイムを計ったり、練習の時間を確保するなど協力し、2人を影で支えました。

 野間さんは「練習でも相手が何をしているかを計算しながら作業をした。清水さんの溶接技術の高さに助けてもらった」と話しています。

 一方、清水さんは以前にも出場経験があり、2度目の入賞となりました。「曲げる作業が難しかった。一つの作業に対して何分かかるか書き出し、安全に早く製作することを心がけた」と話しています。


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