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今治

生活

2018.03.10

「今治農業女子」の活動が注目

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Iターンなど機に就農


消費者にSNSで発信





 今治市内と上島で農業に取り組んでいる若手女性グループ「今治農業女子」は、ブログなどを使い、野菜や果物を写真投稿するなど消費者にPRする活動が注目されています。

 同会は20代から60代の31人が所属。会員の半数はIターンやUターンで結婚後に就農した場合が多く、市場出荷以外に直接販売や農業体験、農家レストランなど、消費者との関わりを大切にした事業を展開しています。

 Iターンで大三島に就農した、森まゆみさんもその一人。テレビや雑誌で田舎暮らしに興味が湧き、自然と触れ合える農業がしたいと、東京から7年前に移住。現在は、自然農法で年間50品種の野菜とお米、5種類の柑橘を栽培。飲食店などへの宅配や、道の駅にも出荷しています。

 発足の始まりは、愛媛県が平成19年、「女性就農支援事業」で若手女性農業者を掘り起こそうと、農業講座を実施したことでした。2年前に、「今治農業女子」を組織化し、農業、農村で女性が活躍するため、定期的に講座を開き経営の基礎や、SNSで商品の魅力を伝えるオシャレな写真の撮り方、トラクターの操作方法なども学んでいます。

 また県内外で起業し活躍している女性農業者の取り組みや、生産物の価値を高める6次産業化で成功している農家への研修も行っています。それらの活動報告をこのほど、開催されたフォーラムでも発表しました。

 同会会長の曽我部亜裕美さんは「これからも横のつながりを深め、アイディアを取り入れたい。学んだ知識を活用し、事業経営を安定させ楽しんで農業をしてもらいたい」と笑顔で話します。

【問】232570

(愛媛県庁今治市局地域農業室)


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