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今治

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2018.03.03

「患者さんに寄り添う」 今治看護専門学校卒業式

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 今治看護専門学校(別宮町7)の卒業式が3月1日、同校舎で行われました。

 卒業したのは、第一看護学科54人、第二看護学科19人、准看護科24人の計97人です。当日は木本眞今治市医師会長のほか、多くの来賓や保護者らが参加し、卒業生の門出を祝いました。

 竹内浩紀学校長(54)は「今治市は、24時間体制の救急が崩壊寸前。皆さんが今治に残るならば我々と今治市医師会と共に、市民のために一緒に頑張ってほしい」と激励しました。

 答辞を述べたのは第一看護学科の川渕愛子さん(21)。母子家庭で、少しでも母親に負担をかけまいと、2年間は仕事をしながら学校に通いました。

 実習で忙しくなった3年目には、仕事を辞め学業一本に。家族の負担も増え、看護の道を諦めかけた時もありましたが、「先生や家族、友人に支えられ、今がある。絶対に恩返ししたい」と涙ながらに想いを伝えました。

 卒業式後には、同じ学科の杉山紘一さん(24)が代表で「お父さん、お母さん本当にありがとう」と卒業生全員が保護者席を振り返り伝えると、涙を流す感動的な式となりました。


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