今治
イベント
2018.03.10
涙と笑顔で旅立つ 市内9つの高校で卒業式
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今治市の平成29年度県立・公立・私立高校の卒業式が3月1日に行われ、1300人以上が思い出深い学び舎に別れを告げました。
312人が卒業証書を受け取った今治西高(中日吉町3)では、一昨年完成した真新しい体育館で、厳粛な雰囲気の中、卒業式が行われました。
檜垣伸人校長(58)は「汝に良からざるはなし。人生に無駄なことは何もない。それを乗り越えてこそ、人は成長する。何事も正面からぶつかってほしい」とエールを贈りました。
また卒業生を代表して、答辞を述べたのは森松満里奈さん(18)。前日の予行練習でも心の中で「卒業式はありがとう」と繰り返しながら、何度も答辞を読み込みました。
式当日、その想いは答辞に込められ、笑顔で皆の顔を見ながら、友人や後輩、先生や家族に向け、何度もありがとうの言葉を繰り返した森松さん。「私たちの取り巻く世界は先が見えないけど、信念をもって行動を起こせば、物事は成し遂げられると身をもって感じた」と話しました。
その想いは会場全体に伝わり、感動の涙に包まれました。
高校卒業は人生の岐路、家族や仲の良かった友人と離れるなど、道はさまざま。そこで卒業生から今までお世話になった人への感謝のメッセージをマイタウンの紙面を通じて届けます。