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新居浜

文化

2018.04.21

国名勝に「広瀬庭園」

286号2ページ

答申以降来園者が急増

当時の面影そのままに



「広瀬公園」(新居浜市上原2丁目)が2月13日、国名勝「旧広瀬氏庭園」に指定されました。県内の国指定名勝は12件目です。

 別子銅山支配人や住友家総理人を務めた広瀬宰平の本邸が設けられたところで、明治時代半ばから大正時代にかけて、本邸周りの庭園、亀池、南庭を、迎賓、祝祭、顕彰の場として整備されています。

「旧広瀬邸」の主屋、新座敷周りの庭園は明治23年の別子開坑200年祭までに迎賓空間として、亀池周辺は祝祭空間、南庭は祭祀、顕彰区間として造営されました。

「旧広瀬邸」は平成15年に国指定重要文化財となり、近代日本の庭園文化発展を示す貴重な公園として、平成9年にオープンした広瀬歴史記念館とともに市民の憩いの場となっています。

 庭園の亀池周辺は桜の名所としても有名で、結婚式の前撮りや七五三のスポットとしても人気があり、国文化審議会答申後は、遠方からの来園者が増えています。

 同記念館の久葉裕可館長は、「誇らしいことです。功績が広く周知されるよい機会で、新居浜の文化財としてきれいな形で後世に伝えていきたい」と話しています。


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