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今治

イベント

2018.06.09

プロ合格初戦でKO勝ち 夢はボクシング世界一

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今治出身 木山鷹守さん「皆の支えに感謝」



 今治市出身で、今春大学を卒業したばかりの木山鷹守さん(23)が先頃、プロボクサーの試験に合格し、5月26日に大阪で行われたデビュー戦を、華々しく勝利で飾りました。

 対戦相手は、タイ出身のソンポン・バーンエームさんで4ラウンドKOで下しました。

 小学4年生からボクシングを始めた木山さんは、中学校卒業後、名門である相生学院、近畿大学に進学。ストレスから発症する視力障がいや度重なる怪我もありましたが、両親や周囲の支えで、最優秀選手賞を2回など輝かしい成績をおさめ、アマチュア時代は、4738勝9敗。

 それでも「アマチュア時代、悔しい思いばかりしていた。プロのリングで、借りを返していきたい」とプロになることを決め、大阪にある渥美ジム(運営/渥美グループ)に入りました。

 毎日の厳しい練習と食事制限も徹底し、現在は体脂肪率が3・8%になるまで身体を絞っています。「世界のてっぺんを目指したい。そして、父の夢も背負っていきたい」と木山さん。

 父親の正善さん(54)は36年前、当時人気だったプロブクサー、赤井英和さんに憧れ、大阪でプロデビューするも、夢半ばで今治に帰郷しました。くしくも、36年の時を経て、親子がデビューを飾ったのは、同じ会場でした。

 「深い縁を感じます。結果も必要ですが、記憶に残る選手になってほしい。またずっと鷹守を支援してくれている藤本重機さんやサークルストーンさんには、心から感謝します」と話す正善さんです。 


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