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今治

文化

2018.07.14

心にある風景を表現 版画の新作など20点展示

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 今治市伯方町の地域おこし協力隊の、有吉かな子さん(23)の作品展「ある風景 有吉かな子・木版画×現代日本画」が、9月8日まで今治市立大三島美術館(宮浦)で開催しています。

 同展は浮世絵などと同じ、日本の伝統技法である水性木版画の制作を行っている有吉さんの作品と、同美術館所蔵の現代日本画のコラボ展。画家の心にある風景を、共通テーマに展示しています。

 全20点の展示中6点は新作で、四季折々の伯方島の魅力を表現しています。下絵なしで、板木に直接イメージを彫り込んでいく手法で、彫りながら製版を進めていき作品を仕上げます。完成まで1週間以上かかる場合もあります。

 京都市立芸術大学を卒業後、昨年4月から伯方町で地産品のパッケージやイベント、イベントで使用するシャツなどのデザインを行っている有吉さん。

 「心あるささやかな風景を描いています。重なり合う色彩や、版となる木材の素朴な味わいを楽しんでほしい」と話しています。


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