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今治

教育

2018.09.08

大島中女子剣道部 悲願の県初制覇

749号4ページ

部員5人が一致団結



70回愛媛県中学総体が先ごろ開催され、大島中学校(吉海町)女子剣道部が念願の創部以来、初の団体優勝を勝ちとりました。最後まで勝負が決まらかった決勝戦、大将の御堂さんが、相手の面打ちに合わせた胴返しが決まった瞬間、皆が大喜びでした。

個人でも3年生の御堂真滉さん(14)が2年連続で優勝し、岡山県で行われた全国大会に挑みました。

同部は部員数5人。1人でも欠けると団体戦に出場できない状況の中、日々厳しい稽古を積み重ね365日、竹刀を振らない日はありませんでした。身体の体幹や手首を鍛えるため、腕立て伏せの状態で足に雑巾をおき、腕の力のみで行う雑巾がけ、水道ホースを使用した縄跳びなどの練習も取り入れました。

また、練習の休憩時間は全員で学校中のトイレや下駄箱のスリッパを揃えたり、体育館が使用できない日は、学校中のトイレ掃除をする決まりをつくり、入部以来全員が続けています。

「5人とも経験と練習量に裏付けされた実力がり、歯車があえば必ず全国に行けると感じていた」と話すのは、顧問で剣道歴26年の森慎治先生(31)。

1本を守りきるチームワークは折り紙つきで、部活を離れると5人揃って美容室に行くほど大の仲良し。「このような経験をさせてくれた先生や保護者にありがとうの一言しか出てきません。後輩は、来年も引き続き自分自身に負けないようにしてほしい」と話す御堂さん。

新しく主将になる小田由寿さん(14)は「全国の舞台にも連れて行ってくれた御堂さんに感謝しています。新しいチームでも全国に行きます」と笑顔です。


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