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今治

イベント

2018.10.13

低迷から脱出の光 FC今治

752号3ページ

心一つにゴール目指そう

全員ミーティングで再認識

「頭で考えすぎていた」

ホーム戦1014

コバルトーレ女川 13時キックオフ

 

J3昇格を掲げ、夢に向かい走っていたFC今治。しかし、9月最初のホーム戦ホンダFCに惨敗。勝たなければという想いが強すぎ、サポーターに頭が上がらない試合が続いた。チームに流れる不穏な空気を変えたのは、選手ら全員で行なったミーティングだった。その後、勢いを取り戻し、1敗をはさんで2連勝。J3昇格への光も射している。

 

 9月2日は1ヶ月半ぶりのホーム戦。スタジアムに約三千人が駆けつけ熱気立っていた。JFL1位のホンダFCに1対4でぼろ負け。ピッチで良さを何も表現できなかった。 

 暗い気持ちで選手らは、週明けの練習に臨んだ。練習の最後、楠美選手や金井龍生キャプテン(34)らが全員を呼び、グラウンドで輪になった。FC今治のサッカーとは何か。皆でボールをつなぎ、ゴールを目指す。答えはシンプルだった。

 「頭で考え過ぎ、足が動いてなかった。自分たちのサッカーを信じ、やり続けるしかないと再認識した」と楠美圭史選手(24)。話し合い後のヴァンラーレ八戸戦は負けるも、これでいいと手ごたえがあり、その後は二連勝と勢いを取り戻している同クラブ。

 「悲壮感ばかりが大きくなり、サッカーを楽しむことを忘れていた」と振り返る楠美選手。

 率いる工藤直人監督(36)は「心のすきをいかになくすか。これからの試合はがむしゃらにやるしかない。本当の強さをピッチで証明したい」と前を見る。

 次回のホーム戦は1014日。コバルトーレ女川と対戦。当日は、ハロウィン企画のほか、誰もが楽しめるサッカー教室「グラスルーツフェスティバル」も開催。教室の参加者(対象/年長から小学4年)全員に観戦チケットをプレゼント。時間は10時から12時まで。13時キックオフ。


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