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今治

生活

2018.12.01

FC今治が生きる支え

757号1ページ

必死の声援もJ3逃す

厳しいリハビリも乗り越えられる

緊急搬送された藤原さん

意識障がいを引き起こし、健康を危ぶまれた男性が、大好きなFC今治を応援することで、生きる力をもらい元気になりました。その人は、元音楽教師の藤原大征さん(74)です。

 

藤原さんの身体に異変が出たのは桜が散りかけた4月でした。夕食のハンバーグを食べていると震えて箸が持てなくなり、トイレに行くにも座ることさえできなくなりました。

その日の救急病院へ緊急搬送され、細密検査をしても原因は不明。それから3日間、藤原さんが唯一、見ていたのは病室の天井でした。手足も動かせず、一時は言葉も話せない状態。3日ぶりに妻の啓子さん(69)の名前を口にした時2人で涙しました。

月間入院。その後、苦しいリハビリ生活を支えたのは、FC今治の存在でした。応援はFC今治が、まだ今越FC時代だった頃から約20年。桜井のグラウンドで、観客が数える程度の時から、試合には出向きました。

退院直後、車イスだった時もホーム戦に駆け付け声援を送り続けました。「応援することがリハビリ生活の支えとなった」と藤原さん。FC今治が生きる原動力でした。車イスから杖で歩けるようになり、今では一人で試合に行けるまで回復。

1118日、昇格をかけた大一番にも試合の間ゴール裏で必死の応援を続けました。惜しくもあと一歩でJ3昇格を逃した同クラブに「階段を昇っていくことを信じ、必ず何があってもずっと応援していきます」と話しています。


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