今治
イベント
2018.12.22
竹灯籠で港ともす 「希望の光を未来へ紡ぐ」
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あかりARTプロジェクト
放置竹林を使って、デザインした竹灯籠を灯す「あかりARTプロジェクト」が12月17日から商店街の金星川やみなと交流センターで始まり、話題となっています。
2ヶ所合わせて高さ150㎝前後の竹灯籠530本が立ち並び、優しい灯りで街が包まれています。
「7月に起きた西日本豪雨災害の鎮魂と、今治に潤いを演出するため、放置竹林を使って何かできないかとずっと考えていた」と話すのは同協会の南條仁さん。
プロジェクトが動き出したのは6月初旬でした。以前から知り合いだった、玉川町に住む羽藤秀人さんに頼み、所有する放置竹林を使わせてもらうことに。
灯籠にするまで、過酷な作業が続きました。竹の伐採にはじまり、竹の中にある節を抜く工程、竹にドリルで穴を開けデザインする工程、電気の配線など全てが初めてのことばかり。
途方もない数の作業に心が折れそうな時もありましたが、プロジェクトの主旨に感銘を受けた協力会社が増えていったのです。
「羽藤さんはじめ、越智古志郎さん、今治工業の生徒さん、協力会社さんのおかげで、最後まで仕上げることができた」と南條さん。
「来年は元号も変わります。自然と共存していることを忘れず、希望の光を未来へ紡ぎたい」と話しています。
今治城でも12月30日から1月3日の間、17時から朝6時(予定)まで開催されます。