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新居浜

イベント

2019.01.19

笑いで避難所が一変

304号3ページ

「新居浜笑いサミット」西嶋さんが講演
「第12回新居浜笑いサミット」が12月、新居浜市民文化センターで開かれ、「くまもと笑いヨガ倶楽部」の西嶋敏代表が、「熊本震災後、笑いの力はどう活かされたか」をテーマに講演。その体験談を紹介します。
 2016熊本地震は、自分の人生で、もっとも衝撃的な出来事。街の中を歩いていて、立っていることも、歩くこともできず、何が起こったのか?驚きと恐怖で、身体が固まりました。
 「笑いヨガ」は13年前、心臓手術を受け、もがき苦しんでいる時、病室のテレビで出会いました。熊本地震は、前年、心臓の再手術を受け、後遺症に苦しんでいるなかでの被災でした。
 重なる試練に、「健康の有難さ、日常の大切さ、人の優しさ」と、「試練は呼びかけであり、それを受け入れ、次に繋げることだ」と、改めて気付きました。
 車中泊をしている人達への「笑いの炊き出し」を頼まれ、出掛けました。避難場所では、若者3人が前に立って、「笑わしてみろ!」と、挑発的な言葉を投げ掛けてきました。
 その時、私はリーダー格の若者の手を両手で握り大声で、本気で、相手の目を見て笑いました。すると、その若者も笑ったのです。
 その場の空気が一変し、皆の表情が明るくなりました。この時の感動は、今も忘れられません。
「あなたが笑うとき、あなたは変わります。あなたが変わるとき、すべての世界が変わります」。「笑いヨガ」ドクター・カタリアの言葉です。
 苦しい時、辛い時、大いに笑いましょう。笑うから楽しく幸せになるのです!


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