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今治

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2021.06.26

レスリング 全日本選抜選手権 宮道さん(日体大)日本一 に

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夢はオリンピックで金



レスリング全日本選抜選手権が先ごろ、駒沢体育館(東京)で開催され、今治市出身で日本体育大学3年の宮道りん選手(20)が初優勝を果たしました。

オリンピックを目前に「指導者や家族、友人たちの存在が自分の原動力。さらに成長した姿を見て欲しい」と力強く語ります。

現在、同大学でオリンピック4連覇を果たした伊調馨選手の指導のもと、レスリングに励む宮道さん。世界選手権の代表決定戦では、去年の全日本選手権を制した松雪成葉選手を破って初の快挙となりました。

「これまで勝ったことのない相手だったが、自分の練習の成果を信じて挑んだ。勝った時は嬉しかったと同時にほっとした」と、振り返ります。

宮道さんがレスリングを始めたのは6歳の時。中学時代は部活動にレスリング部がなかったため、高校生に混ざって練習に励みました。

今治工業高時代は2017年、全日本女子オープンレスリング選手権高校生の部70キロ級で優勝。1年生で高校王者の勲章を得ました。負けず嫌いな性格で、練習ではアップ、ランニングといった基礎的なものでさえ「誰よりも早く始めることを意識しています」。

そんな宮道さんも昨年は、試合のラスト10秒で逆転負けという経験を2回し、涙を飲みました。今回の優勝で雪辱を果たし、オリンピック金メダルへ向けてさらなる高みを目指します。

また父親で和風レストラン笹(栄町2)を経営する勝敏さん(48)は「今までと変わらず努力を続け、夢をつかんでほしい」と今治からエールを贈っています。


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