今治
イベント
2021.07.31
コロナに克ち全国準V 今治造船ボート部
833号1ページ

男女4人で技術磨く
9月に全日本で優勝狙う
コロナ禍で大会や練習試合が激減する厳しい状況の中、今治造船(株)ボート部は男女4人で切磋琢磨し、チームで支え合い、見事全国で準優勝しました。同部の力を全国に見せつけ、9月に行われる大会では全国制覇を目指します。
玉川ダムで一途に漕ぐ
今治造船(株)ボート部が出場したのは、先ごろ埼玉県で開催された全日本社会人選手権大会。男子ダブルスカルの部の岡部政憲選手(28)と越智寛太選手(27)のペアが準優勝しました。
また大阪府で開催された関西選手権競漕大会」でも、男子ダブルスカル(同選手)が優勝、女子シングルスカルの二宮由紀子選手(24)が準優勝、男子シングルスカルの御手洗航選手(25)が3位となり、全員が表彰台に上がる成績を収めました。
同部は男子3人、女子1人で活動。「ボート王国愛媛」における地元選手の強化が目的。高校から大学とボート
で活躍してきた選手の
受け皿となろうと、2
005年に設立。競技以外にも地元でボート教室を開催するなど、ボート競技の振興と地域の発展に寄与する活動を行っています。また同社の社員や地域に応援される人になろうと、何事も前向きに取組んでいます。
昨年はコロナ禍の影響により大会が激減。遠征や練習試合の機会もなく厳しい年でしたが、4人のメンバー全員で乗り越えてきました。朝6時から筋トレ。8時から15時まで職場で働き、16時から玉川ダムで練習。大会での活躍を夢見て、ひたすらボートを漕ぎました。専属コーチがいないため、練習メニューは越智さんが考案。互いでフォームを指摘し合うなどして、技術を磨きました。
チームのモットーは、与えられた環境下で最大の結果を出すこと。コロナ禍も前向きに「自分たちの練習を一から見つめなおす時間が持てた。デメリットをメリットに変え、好成績を収めることができたと思う」とキャプテンの岡部さん。
9月末に行われる全日本選手権では悲願の優勝を目標に、今まで以上にチームの士気も上がっています。
同社で一緒にボート部を盛り上げてくれる経験者など、メンバー募集中です。