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松山

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2021.08.07

コロナ禍にフルーツサンド店 開店 「動かないと何も始まらない」

38号1ページ


コロナ禍にフルーツサンド店 開店

「動かないと何も始まらない」

40年続く八百屋に嫁ぎ奮闘

(株)久万山  武田 千代さん(35)



老舗の八百屋として人気の株式会社久万山(久万高原町・武田倫法社長)が、コロナ禍で売上が下がる中、今年3月新しい事業展開をしようとフルーツサンドやスムージーなどを販売するFrucoVegeta(和泉南5)をオープン。この店のマネージャーとして義父と共に「動かないと何も変わらないし始まらない」と奮闘している女性がいます。






その人は株式会社久万山の代表取締役専務、武田千代さん(35)。武田さんは幼稚園教諭をしていましたが結婚を機に、嫁ぎ先の株式会社久万山に入社。持前の向上心で積極的に仕事に取組み、義父の武田社長の片腕として信頼を得ている武田さん。今回、オープンさせたFrucoVegetaも女性ならではの視線やきめ細やかなサービスで大人気です。

武田さんが嫁いだ同社は1980年武田商店として創業。新鮮な野菜や果物、農産物、餅などを販売している老舗八百屋。元気で活気ある接客、採れたてで鮮度にこだわった農産物に、多くのファンをもち、スーパーや産直市に加えサービスエリア、大街道にも店舗を構えるなど幅広く事業展開していました。

そんな中、一昨年から拡がった新型コロナウイルスの感染。「多くの人で賑わっていた大街道が一気に変わった。誰も歩かなくなった」。連日、新鮮な野菜や果物が売れ残り、サービスエリアも撤退が決定。困惑と危機感が募りましたが「挑戦しなければ何も変わらない」と今年3月に同店をオープン。

見た目の可愛らしさにもこだわったフルーツサンドは、インスタグラムなどのSNSで瞬く間に広がり、土日は昼には完売になるほど大人気。見えないところでも努力は惜しまず、果物の色や切り方、包み方、映えた見た目など一つひとつが雑にならないよう丁寧に取り組んでいます。

「商売のイロハ、一期一会の大切さはお父さんから教わった。そしてまだかなわない」。夫の翔太さん(38)との結婚を機に、同社で手伝うように。倫法さん(64)と一緒に仕事をするうち商売の楽しさ、おもしろさを学び、長男を出産後8月で仕事復帰。現在は統括マネージャーとして店に入り、スタッフたちを盛り上げています。

9月には大街道に2号店を出店と、砥部町にフードロス削減のため「久万LAB」もオープン予定。「久万LABでは商品としては出せない農産物を加工し、総菜などにして販売していきたい」と武田さん。

「父には尊敬と感謝しかない。父が40年続けてきた伝統を守りつつ新しいものを取り入れ、幅広い世代に愛されるようがんばりたい」とさらなる高みを目指します。


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