…… TOPICS 詳細 ……


今治

生活

2021.08.14

済生会今治病院 今治圏域のがん診療連携拠点病院

834号1ページ

松野院長「質の高い医療、提供したい」



 済生会は明治44年、明治天皇の勅語で創立しました。済生会今治病院は「済生の精神に基づき地域の保健・医療・福祉を支え、質の高い医療を常に提供したい」と話す松野剛院長。

 救急指定病院や新型コロナウイルスの中等症患者さんの受入れなどの役割を果たしながら、今治圏域のがん医療の中心的役割を担う「がん診療連携拠点病院」としても指定を受けている同院。

 がんの診断・手術・薬物療法から放射線治療、精神的な苦痛を和らげる緩和ケアまで対応。胃がん、大腸がん、肝がん、乳がん、現在死亡数が一番高い肺がんの五大がんの診療に対応。

 昨年より呼吸器内科医として愛媛大学教授になられた野上尚之医師と、愛媛大学第二内科から2名の医師が常勤として着任。また放射線治療は柔軟な対応が可能な機器「リニアック」、脳腫瘍などには「切らない治療」ができる定位放射線治療「サイバーナイフ」など多様な放射線治療を展開。「サイバーナイフ」は四国では同院のみ導入。放射線治療センターに昨年より、四国がんセンターで愛媛県の放射線治療をけん引してきた片岡正明医師が着任。

 健診センターでは、高い精度の健康診断と人間ドッグを目指しています。全身のがんを一度に調べられるPE

T検査、さらに腫瘍の大きさや部位まで分かるPET-CT検査も行っています。

 平成16年からは医師臨床研修事業を開始。研修医を受け入れており、今治市の将来を担う後進の輩出にも尽力。また無料低額診療事業も行っており、様々な理由で医療を受けられない方に医療費の一部また全てを免除。「命は平等。困っている方に手を差し伸べるという理念を胸に医療を担いたい」と松野院長は話しています。


ページトップへ