松山
文化
2023.11.21
アートで障がい者支援 特定非営利活動法人 インクルーシヴ・ジャパン
65号1ページ

企業連携し社会参加を
創作活動通し就労に
「インクルーシヴ・松山ヒカリのアトリエ」(伊予郡松前町)は、アートや工芸で障がい者の自立を支援する就労継続支援B型事業所を運営。アートを通じて自己肯定感を育て、自立につなげようと様々な取組みを行っています。
平成29年に設立した同施設は現在、身体・知的・精神・発達障がい者など約70人が通っており、自分のペースでのびのびと自己表現を楽しみ、創作活動を行っています。
同施設の管理者青山俊子さん(52)は「利用開始当初は、自己肯定感が低い人が多いが、自分の手を動かして表現するうちに、自信を持ち、生き生きとした表情になる。アートセンスを生かしたデザイン系の仕事に就くなど職業選択の幅も広がっている」と言います。
また公共施設やカフェ、ショールームなどで定期的に展示し、多くの人に見てもらうことで、作品作りのモチベーションにもつながっています。
青山さんは「今後、レンタルアート事業を展開予定。素晴らしいアート作品を、より多くの人に楽しんでもらいたい」と話しています。