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今治

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2023.12.09

野球の原点は中学時代(今治中央ボーイズ) 高選手が広島ドラフト2位

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長野監督の言葉が支え



プロ野球のドラフト会議が先ごろ東京都で行われ、新居浜市出身で大阪商業大学4年の高太一さん(22)が広島東洋カープから2位で指名を受けました。大学時代、公式戦負けなしの高投手の野球の原点は中学時代に所属した今治中央ボーイズの監督、長野幸治監督(53)の指導でした。



 広島からドラフト2位指名を受けた高投手。最速151キロのストレートを軸に多彩な球種が武器の左腕で、大学時代の公式通算成績は12勝0敗と負けなしです。「ほっとした。僕の野球の原点は中学時代」と高選手。中学入学と同時に、硬式野球の今治中央ボーイズ(長野幸治監督)へ。そこで長野監督から野球や考え方を徹底指導されました。チームのモットーは「泥臭く、ひたむきに」。高選手は当時から県内では敵なし。全国大会でもほぼ無失点と優秀な選手でした。「練習から手を抜かず努力することが大切。信頼されるには、結果ではなく何事にも一生懸命な姿勢」と長野監督。

 その教えは、大学時代の屈辱的大敗の時も、心の支えに。大学2年のオープン戦。近畿大学相手に野球人生、最低の1試合15失点の惨状でした。身体の基礎づくりから見直し、体重を10キロ増やし、150キロまで球速は上がりました。要のストレートが安定し始めると、変化球の精度を上げるための練習を開始。球種を多彩に増やし、配球の選択の幅が広がった高選手。「長野監督のおかげ。恩返ししたい」と次のステージに向け、さらに歩を進めます。


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