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新居浜

生活

2025.04.19

新居浜市亀井さん 脱サラし20歳で農家に

454号2ページ

販路も自ら開拓し奮闘

 会社員を辞め担い手の少ない農業の道へ進み、耕作放棄地や地域を守ろうと奮闘している20代の若者がいます。その人は新居浜市在住の亀井謠さん(24)です。

 亀井さんは脱サラし、祖父のもっていた四国中央市の畑を譲り受け、農業を始めました。毎朝6時に起き、約1ヘクタールの畑でブロッコリーやスイカ、最近では愛媛で開発された人気の里芋「伊予美人」などもつくっています。

 農業は素人でしたが、本のほかユーチューブなどのSNSで農家らが配信している動画をみて研究。独学で、技術やコツを身につけました。

 「農作物の栽培より、販路の確保が難しかった」と亀井さん。知り合いも少なかったため、新居浜市や四国中央市の産直市などに訪問し、直接交渉を重ねました。販路も増え、軌道に乗ってきました。20代の知り合いも一緒に農業をすることになり、社長としてさらなる規模拡大を目指しています。「農業を通し地域を守っていきたい」と話しています。

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