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差し上げ世界に発信を

　新居浜太鼓台が、現在連日話題となっている「２０２５大阪・関西万博」の夢洲ＥＸＰＯアリーナで５月21日、豪華絢爛で勇壮華麗なかきくらべを披露します。世界が注目する大舞台で新居浜太鼓祭りの魅力を発信するまたとない機会に、担ぎ手たちは気合を入れ目下、練習中です。

　出演するのは川西地区の口屋太鼓台、中萩地区の岸之下太鼓台、萩生東太鼓台の３台で、約２６０人が参加予定です。

　４月中旬から合同練習を始め、普段の祭りでは交わることのない３台が息を合わせるために、指揮者や太鼓担当者ら約30人が打ち合わせや練習を重ねています。太鼓台のさしあげは団体ごとにリズムやかけ声が異なるため、他の太鼓台の演技を観察し、調和を探る様子も。目標は、３台でしっかり合わせた太鼓台を魅せること。特に３台が同時に太鼓台を高々とさしあげる見せ場に力を入れており、観客に大きな感動を与える演出を目指しています。今イベントだからこそ実現するサプライズ共演も予定しており、本祭りでは見られない豪華な共演に期待が高まっています。

　萩生東太鼓台の松浦伸光団長（34）は「やるからには性根を入れて、新居浜太鼓台の魅力を世界にアピールしたい。かき夫離れが進む中、勢いを取り戻すきっかけになれば」と意気込んでいます。