新居浜
生活
2025.06.21
With 日野 幸子さん トラクターに乗る”現場女子”奮闘
458号2ページ

土と人とつなげ新たな挑戦
真っ赤なトラクターにまたがるのは、日野幸子さん。介護・福祉の現場を支えながら、自ら土に触れ、作物を育てる時間を心から楽しむ”現場女子“です。
日野さんは、訪問介護事業「ケアサポートウィズ」を運営しながら、地域と人のあたたかな繋がりを育んでいます。
今年は、昨年の10倍のきゅうりを育てている日野さん。スタッフやその家族が自由に立ち寄れる畑の準備も行い「働く人たちにこそ、ほっとできる時間を届けたい」という想いで取り組んでいます。
「スタッフの子どもが初めてタケノコを掘った時のキラキラした笑顔を見て…こういう経験って本当に貴重だなと思いました」と日野さん。
日々の暮らしでは、気づかないうちに疲れやストレスが積もっていくことも。しかし土の匂いや風のぬくもりにふと触れたとき、心がほっとほどける瞬間を実感。この畑が、スタッフやその家族が日々の忙しさから少し離れて、ほっとできる場所であってほしいと願っています。
目標でもある場所(プラットホーム)を作るため、介護・福祉・農業の枠を越えて、新たなフィールドへの挑戦も。真っ赤なトラクターに乗る日野さんの挑戦は、これから広がる未来の一歩一歩に注目が集まっています。