新居浜
生活
2025.06.21
平日に親子で学びの時間を 新居浜市
458号1ページ

体験・活動や家族旅行などに
年間3日取得可能
新居浜市は平日に、保護者と子どもが一緒に学び体験などができる制度「あかがねラーケーション」を、令和7年度から試行導入し話題となっています。
”あかがねラーケーション”話題
新居浜市は全国でもいち早く「子どもと家族が一緒に休める環境や仕組みづくり」を目指すため、平日に保護者と子どもが家庭や地域で体験や活動ができる「あかがねラーケーション」を試行導入しました。
同制度の「ラーケーション」は、子どもの学習(ラーニング)と保護者の休み(バケーション)を組み合わせた造語です。
新居浜市は製造業やサービス業勤務の保護者も多く、平日しか休みが取れないことも。「その時しかできない体験、親子で過ごす時間は一生の思い出になる」と古川拓哉市長(46)。
対象は市内の小・中学校の生徒・児童。保護者の平日休暇に合わせ、子どもが届出を出すと年間3日(連続でも可能)、活動休暇を取得できます。学校外での自主学習活動になるため、学校に登校しなくても欠席にはならず「出席を要しない日」となります。活動の例としては、農業体験や料理や陶芸教室、博物館など施設見学、登山などのアウトドア、家族旅行など多岐にわたります。
家族で日程・場所・内容を決め、活動の1週間前までに学校へ届け出します。予定を変更する場合は、当日までに学校へ連絡が必要です。保護者に該当するのは、祖父母や成年年齢に達している親戚も含みます。「ぜひ多くの方にご利用していただきたい」と古川市長は話しています。