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結成5年で粘り強さ磨く

チーム一丸で全国に

　第38回全国小学生ハンドボール大会の県予選が行われ、結成５年目のあかがねハンドボールクラブ（石川文春代表）が男子の部で初優勝し、７月31日から京都で開催される全国大会へ出場します。

　昨年は２回戦で敗退した同クラブ。今年はチーム全員がどんな時も、簡単に諦めなかったことが勝利に繋がりました。小学生ハンドボールの試合は前後半15分ずつで、攻守の切り替えが早く「気持ちを引きずらず、気持ちで負けないことが大切」と石川一正監督（43）。

　勝ち切れない悔しさは、練習で克服。本番で走り負けないよう走り込み、本番の緊張感と具体的な場面を想定した練習、走り負けないよう強豪校との練習試合なども増やしました。

　迎えた県予選では追いつかれそうな時も、皆で声を出しチームを一つに。守護神でキャプテンの浅野仁結くん（金子小６・11）中心に、自分たちのペースで試合を展開。浅野くんは「勢いがあった。優勝できて本当に嬉しい」と笑顔。優勝の瞬間は監督もコーチも保護者も涙なみだで、石川監督は「初の大舞台を楽しみ、オールあかがねで頑張りましょう」と誓います。