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新居浜

生活

2025.09.06

新型コロナ、感染増 新居浜市医師会加藤会長へインタビュー

463号1ページ

冷房中、換気忘れがち

マスク・手洗い対策徹底

10月流行株ワクチン接種開始

 冷房中の換気忘れや感染対策などの緩みで、県内全体で新型コロナの患者が増えています。新居浜市医師会(庄内町4)の加藤正隆会長(かとうクリニック院長)は「暑さが厳しいと冷房のために窓を閉めがち。定期的な換気やマスク着用など忘れないでほしい」と注意喚起しています。

 県内の新型コロナ患者は7月から増加傾向にあり、新学期で学校が始まるとさらに感染が拡大する可能性が高く、加藤会長はマスクや手洗い、換気などの感染対策の徹底を呼びかけています。

 マスクは医療用マスクの規格にそったサージカルマスクが有効。「医療機関受診の時や人ごみの中ではマスクの着用をお願いします」と加藤院長。

 また10月から現在の流行株に合わせたワクチン接種が始まります。特に高齢者や慢性疾患をもっている人は重症化しやすく、ワクチン接種の継続を勧めています。最新のワクチンを接種した人は、重症化の可能性が大きく下がることも明らかになっています。

 さらに重症化予防には、抗ウイルス薬の適切な使用も推奨しています。早期に抗ウイルス薬を服用することで、重症化を防ぐ効果が期待されているため、発熱や喉の痛みなどの症状が出た際は医療機関に相談してください。

 こまめな水分補給や十分な睡眠、無理のない生活習慣など基本的な体調管理が、熱中症や感染症を防ぎます。「換気、マスク着用、ワクチン接種、体調管理を大切に。また喫煙者は感染症になりやすいためタバコを吸う人は禁煙治療をおすすめします」と話しています。

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