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遠征で格上と試合し強化

挨拶、しつけ徹底し習慣に

　中学生の「第14回U15クラブバスケットボールゲームス」の県予選が先ごろ行われ、結成３年目の「アカガネクラブ」（藤田裕也監督）が初優勝し、全国大会に出場します。

　県予選では、強豪揃いでした。特に２回戦は松山の優勝候補相手に手に汗握る展開でした。試合時間残り20秒、１点差で負けていましたが、キャプテンの藤田莉來さん（15）が放ったスリーポイントシュートが見事決まり逆転勝ち。県内ナンバーワンガードと評される藤田さん中心に、ゲームを支配し準決勝、決勝も快勝。

　同クラブは、15歳以下の中学生10人が所属しています。３年目で目標だった全国の舞台。快挙までには、基本マナーの徹底と遠征での練習試合と地道な努力がありました。藤田監督は、結成当初から挨拶や機敏な行動、マナーを習慣になるまで指導。「バスケを通し人間力を磨くことが一番大事」とぶれずに伝えてきました。さらに２週間に一度、県内外のクラブ、高校など格上相手に練習試合。寝食を共にすることで、チームの結束力が高まりコミュニケーションも円滑に。

　皆チームが大好きで「全国でも皆で楽しみたい」と口を揃えます。「選手には感謝しかない。皆のおかげで、学びと経験を与えてもらった」と藤田監督。全国大会は12月25日から愛知県で行われます。現在、メンバー募集中です。