新居浜
教育
2026.01.24
赤ちゃんと手話できる!? 保育園や産婦人科で普及
472号1ページ

育児ストレスの軽減も
まだ話せない赤ちゃんとジェスチャーなどを通じて、赤ちゃんの想いや意志を確認する「ベビー手話」を広めようと奮闘している女性がいます。
その人は、めぐみ保育園(田の上3)で保育士をしている鴻上富美子さん(63)です。鴻上さんは同園で乳児クラスを担当しており、そのクラスでベビー手話教室を開催。また新谷ウィメンズクリニック(一宮町1)や他の施設でも教室を開催しています。
「赤ちゃんは意志があり、伝えることができる」と鴻上さん。ベビー手話を始めたきっかけは、鴻上さん自身の転機からでした。
化粧品関係の仕事をしていましたが60歳の時、産婦人科医の池川明医師の講演を聞き、言葉が話せない乳児期でも、意識があり科学で実証されていることを知りました。「その時期から手話で意志を伝えることができると、自信につながり自己肯定感も上がるとその後の人生も変わる」と確信。
仕事や人間関係で悩んでいたこともあり、一念発起し転職。キッチンカー「ママを幸せにするふーみんのごちそう」で韓国料理を提供しながら、ママたちに伝えようと活動しています。ベビー手話は「おっぱい」「ねんね」などの言葉と簡単なジェスチャーを合わせます。言葉と動きを見せることで、赤ちゃんも真似して使うように。また親子の絆は深まるのはもちろん、泣いている理由が分かるため、育児のストレス軽減にも繋がるといいます。
「意志が伝わると、赤ちゃんの顔はぱっと明るく笑顔になります。対話の大切さを伝え、子ども目線の保育園をつくることが今の夢」と真っすぐな笑顔が印象的です。