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今治

イベント

2026.08.08

サッカーのその先へ 広がる地域交流の輪

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 FC今治は、サッカーを通じた地域貢献に加え、人と人が支え合う「コミュニティづくり」に力を入れています。ぶどう畑や田んぼづくり、スポーツや文化活動など、スタジアムを拠点に多彩な取り組みが進められています。本連載では、その一つひとつの活動を通して、クラブが目指す地域の未来と、市民が参加できる新たな魅力を紹介していきます。


 FC今治というと、まずサッカークラブを思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、その活動はピッチの中だけにとどまりません。スタジアムの斜面で地域の人とぶどうを育てる「ヴィンヤードクルー」、子どもや家族が田植えや稲刈りを体験する「FC今治田んぼ」、スポーツや運動を通じて交流する「アシさとクラブ」など、さまざまな取り組みが行われています。
 共通するのは、サービスを提供する人と受け取る人に分かれるのではなく、参加した人たちが一緒に場をつくっていくことです。年齢や職業を問わず、 それぞれができることや得意なことを持ち寄り、顔の見える関係を育てています。
 気候変動や食料問題、孤独、災害など、地域や社会を取り巻く課題が複雑になる中、衣食住をはじめ、生きていくために必要なものを地域で支え合える関係を今治からつくろうとしています。誰でも自由に出入りでき、共感をきっかけに参加できることも大きな特徴です。


人が集まればまちは豊かに


 FC今治が目指す新しいコミュニティの象徴の一つが、アシックス里山スタジアムです。FC今治は同スタジアムを、試合を観戦するためだけの施設ではなく、年間を通じて人が集まり、交流する地域の拠点にしようとしています。
 FC今治コミュニティは、完成した仕組みではありません。参加する人が増え、新しいアイデアや活動が生まれることで、少しずつ形づくられていくものです。
 試合を応援することはもちろん、畑で土に触れる、ボランティアとして力を貸すことなども、FC今治との関わり方の一つです。
 サッカーから始まり、今治のまちへと広がるコミュニティの輪。その中には、市民一人ひとりが参加できる入り口があります。(写真提供/FC今治)


スタジアム斜面でぶどう収穫


 ぶどう畑では、有志の市民やサポーターでつくるヴィンヤードクルーが、草刈りや支柱の整備、収穫に向けた手入れなどに取り組んでいます。作業中には自然と会話が生まれ、参加者同士がスタジアムであいさつを交わす関係へとつながっています。2026年には、スタジアムで収穫したぶどうを使ったワイン 「Bari Blue (バリ・ブルー)」も完成しました。


田植えや稲刈りも体験


 田んぼでは、子どもたちが泥に触れ、農業や食について学びながら、地域の人と一緒に米を育てています。こうした一つひとつの体験が、世代や立場を越えたつながりを生み出しています。

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