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今治

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2018.02.10

「瀬戸内の風味感じる」 大三島産ワイン完成

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 2015年から大三島でワインの生産を目指している、「大三島みんなのワイナリー」は、大三島産のブドウを使用した赤ワイン「島紅(しまんか)」を完成させました。

 同ワインは代表の伊東豊雄さん(76)が、島の赤ワインという意味と、島の方々が親しみやすい呼び名をと、考案し命名。

 ワインは昨年収穫された「マスカットベリーA」と「シャルドネ」を岡山の業者ドメーヌテッタに委託し醸造。発酵中のワインはとても繊細で神経を使う作業でした。その甲斐あって完成したワインは深みのある綺麗な赤色に、イチゴジャムの様な香り、後味にやや塩味の残る島らしい味わいが特徴です。

 ワインが完成するまでの道のりは平坦ではなく、病気や獣害からブドウを守る戦いでした。一昨年にはイノシシにブドウをすべて食べられ収穫はゼロ。昨年は蜂の食害をうけ、大幅に収量を減らした中での完成でした。

 運営事務局長の川田佑輔さん(32)は「瀬戸内の太陽をいっぱい浴びて育ったブドウは大三島の良さが詰まった味わいに仕上がりました」と話しています。島紅は市販はされませんが、「大三島みんなの家」でグラスワインを味わえます。

 


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