今治
文化
2019.01.26
お遍路さん案内10年
761号2ページ

芝田タオル 芝田さん「70歳でも常に挑戦」
50歳から遍路の巡礼を始め、団体バスの霊場順拝でも霊場縁起の解説や道案内、作法の導師として、ボランティアで支えている人がいます。その人は、芝田タオル株式会社(宅間)の代表取締役社長、芝田政夫さん(70)です。
四国八十八ヶ所を始めたきっかけは、癌に倒れた親友の願いを叶えるためでした。「最期まで巡礼を望んでいた友の代わりに」と、友の写真を胸元に入れてバスに乗り、ずっと2人で巡りました。
それから毎年、巡礼に行くようになった矢先でした。当時、高校生だった三女の有紀さんが、大きな交通事故に遭い、意識不明のまま1週間。一時は死を覚悟するも、有紀さんは奇跡的に目を覚ましました。「お大師様が、娘の命を救ってくれたに違いない」と確信した芝田さんは、本格的に四国遍路の活動を始めました。
巡礼の回数は昨年までで49回。1年に4回廻った時も、道なき山道を巡る歩き遍路も体験。自身の体験や仏の世界観、言い伝えを熱心に勉強し、ノートも作成しました。
その活動が高く評価され昨年12月、四国霊場に多く人を導く「先達」の頂点「大先達」に認定。お経に触れる機会も多いことから、ボケ防止も兼ねて漢字を勉強し始め、漢字検定準1級に見事合格。今は1級合格を目指し、1日8時間以上の勉強をしながら奮闘中です。「いくつになっても挑戦し、目的をもって生きると楽しいですよ」と話しています。