今治
イベント
2019.04.27
県44年ぶりの女子プロボウラー
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プロ2年目越智さんアベレージ215
「ボウリングを盛り上げたい」
活動拠点を東京へ
今治市出身で県44年ぶりとなる女子プロボウラーになり、現在は東京を拠点に活躍している人がいます。その人は、越智真南さん(19)です。
小さい頃から好奇心旺盛だった越智さん。父親や兄の影響でボウリングと出会いました。投げる楽しさを知り始めた小学4年生の時、平成29年に国体が愛媛県で開催されることが決定し、国体で優勝したいという明確な目標が生まれました。
マイボールも作り、翌年にはえひめ国体の強化選手に選抜され、より一層ボウリングに打ち込むように。様々な大会に出場し、全国の舞台でも輝かしい成績を次々に残しました。そして高校3年生で迎えたえひめ国体では、個人・団体ともに準優勝を飾りました。
将来を考える時期にもなり、目標地点を過ぎたことで一区切りがつき進路に悩みました。子どもが好きで保育士という夢を持ちつつも、目標だったえひめ国体での優勝が叶わず「まだまだやりたい、このままでは終われない」と職業としてプロボウラーを選ぶ決心をしました。
昨年、今治南高を卒業後、日本プロボウリング協会が主催するプロ資格取得テストを受け、見事トップで合格。プロボウラーの道へ。現在は活動拠点を東京に移し、平和島スターボウルに所属。日本各地の試合に出場しています。
ベストスコアは300(パーフェクト)を5回。アベレージも昨年の205から今年は215と、さらに記録を伸ばしています。
「ボウリングを通じ多くの出会いがあり、助けられてきた。その方々に勝っている姿を見せることで恩返しをしたい。ボウリングという競技を盛り上げたい」と越智さんの挑戦は日々続きます。