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新居浜

生活

2019.05.04

新居浜市 市総合防災マップ完成

311号1ページ

全世帯に配布、6万部発行

近年、全国各地で豪雨災害や地震災害が多発し、甚大な災害がいつどこで起きるか分からない状況です。新居浜市は、大規模災害による被害をできるだけ減らそうと、「市総合防災マップ」(6万部)を作成、全世帯に配布して、日ごろの防災対策への活用を呼び掛けています。

同市が従来、作成、配布してきたハザードマップ(A2判)は、「津波」「洪水」など災害別に作成。利用者から、「居住地の状況と対応策を知るため、何枚もマップを見なければ」との声があり、今回、「総合防災マップ」1冊に集約しました。

 災害別の「傾向と対策」、地区別の「リスクマップ」に大分類し、検索を容易にしました。また、災害項目も、県調査で「国領川・洪水」が想定され、新たに、「国領川洪水・土砂災害」を、重要度の高い情報、項目としました。

 冊子は、A432頁で、冒頭に「南海トラフ巨大地震」を挙げ、「建物全壊約3万5千棟」など、新居浜市内の被害想定を記載し、避難ポイントや、日ごろの備えなどを丁寧に説明しています。

 続いて、「地震」「津波」「洪水」「土砂災害」の災害別に、対応策、安全確保、避難方法など、居住場所から避難場所までの段取りを、イラスト図を使って分かりやすく掲載しています。

 関心の高い「リスクマップ」ページでは、「津波」と「国領川洪水・土砂災害」をピックアップして被害を想定。川西、川東地区など市内5地区別のマップを作成し、「津波」による浸水の深さ、「土砂災害」警戒区域、津波避難ビル、緊急避難場所などを掲示、平成16年台風災害時の浸水地区も、収録しています。

 「情報」のページでは、避難情報(警戒レベル1~5)で「住民が取るべき行動」を促し、スマートフォンアプリ「新居浜いんふぉ」や、緊急時、大音量で重大放送が流れる「防災ラジオ」なども載せています。

 市防災安全課薦田則一危機管理係長は、「自分が住んでいる地域は、どのような災害が想定されているか。ハザードマップで確認しておき、災害発生時には、命を守る行動をとってもらいたい」と話しています。


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