新居浜
教育
2019.07.20
三木さん(東中)U15日本代表に
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女子ソフト 抜群の長打力が評価
父と二人三脚で努力
女子ソフトボールU15(15歳以下)の台湾との交流試合・日本代表に新居浜市東中学校2年の三木愛凜さん(13)が選出されました。8月8~11日、岐阜県で開催される試合に出場します。「毎打席、ホームランを狙い、打撃で貢献を」と、健闘を誓っています。
女子GEM2(U15)
日本代表選手選考会は4月、静岡県伊豆市であり、応募者31人が2日間、試合形式で打撃練習を行い、スイングスピードや、ノルマ球速90㌔など、厳しい審査を受け、17人が選ばれました。
ソフトボールを始めたのは、保育園児(5歳)の頃。父親が選手をしていたこともあり、ジュニアクラブに参加。小学2年、スポーツ少年団へ移り、4年で4番一塁手。6年には、男子とエースを争っていました。
東中に進学後、素振りを毎日150回。週3日は父を相手にピッチング200球。握力を強くするため、いろいろ工夫。国領川河口から垣生海水浴場まで走り、砂浜で約50㍍のダッシュ10本など、足腰を鍛えてきました。
今年6月、東予圏域の中学生女子クラブ「愛媛NRC」に所属。土、日の練習に加え、成年女子チームの練習にも参加し、小学校グラウンドを借りての夜間練習も怠りません。
身長169㌢、左投げ、左打ちの投手兼外野手。左手握力は51㌔。女子平均(24㌔)を、大きく上回っています。中学に入っての本塁打数は、既に54本。河川敷練習グラウンド右翼側の道路境界に、通行者に迷惑を掛けないため、高さ3㍍のネットが張られています。
「目標は、新居浜出身の長崎(望未)選手。実業団を目指します。兄(広島・広陵高校1年)も、この夏、ベンチ入りしており、負けずに頑張りたい」と、抱負を語ります。
園部巌監督(58)は、「バッティングは、抜きん出ており、一発欲しい時には、きちんとやれる、頼れる選手。日本代表として大いに貢献して欲しい」と、期待しています。