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新居浜

生活

2021.02.20

「私の髪を役立てて」 7歳児、30㎝以上寄付

354号10ページ

ヘアドネーションに賛同




病気などで髪を失った子どものために、髪の毛を贈る「ヘアドネーション」に賛同し、金子小の井出杏南さん(7)が先ごろ、髪の毛を30㎝以上カットし寄付しました。「役に立ててもらえれば嬉しいです」と話しています。

井出 杏南さん

 近年、耳にする機会も増えてきたヘアドネーションは、小児がん治療や無毛症などで髪を失った子どもたちに無償で医療用ウイッグ(かつら)を提供する髪の寄付活動です。条件は長さが15㎝以上か31㎝以上。老若男女問わず、白髪やカラーリングをした髪の毛でも寄付することができます。

 今回、カットをしたのは新居浜市内の小学1年生、井出杏南さん(7)。杏南さんは数年前にテレビでこの活動を知り、髪を伸ばすことを決め、約5年間髪を伸ばしてきました。

 この日、市内の美容室Le eclat(ルエクラ)(庄内町)で、31㎝ドネーションカットをしました。髪の毛を7つの小さな束に分けてカットしていきます。

 最初の束は記念にと、お母さんがハサミを入れました。

 「コロナウイルスの後遺症で、髪の毛がたくさん抜ける人もいるというニュースも観たので、そういう人たちの役にも立てれば嬉しいです」と杏南さん。

 ヘアドネーションの認知度が高まり、県内でも寄付活動が増えることを願います。

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