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漂流したウインドサーファー救助

今治海上保安部（南大門町１）は先ごろ、救助活動に協力した遊覧船などを運営する株式会社小松商店（菊間町浜）の社長、長野司さん（50）と従業員の堤久幸さん（44）の功績に感謝し表彰状を贈呈しました。

同社は５月９日、今治海上保安部から海上事故の救助協力要請を受け、船で直ちに出動。事故現場は大西町諏訪ノ鼻北方約９９０ｍの海上でした。同社所有の旅客船に乗り、現場に２人で向かうと強風の中、漂流しているウインドサーファーを発見。２人の迅速かつ適切な救助活動により男性を救助しました。

救助された男性はダイバー用のスーツを着ており、救助時に話しかけた際も受け答えがしっかりしているなど無事を確認。ウインドサーフィンも飛ばないよう陸上まで回収しました。

長野さんはこれまでにも海上での救助活動を複数経験し、同保安部から表彰されるのも今回で２回目。「今回の若い方はスーツを着て体力もあり救助しやすかった。事故は１件でもなくしてほしい。要請があればいろいろな知識を得ながら１人でも多く救助したい」と優しく話しています。

今治海上保安部から表彰状を贈呈された

（株）小松商店の長野社長（前列中央）