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新居浜

文化

2021.07.03

故郷の魅力が1冊に 新居浜市市史編さん室

363号1ページ

「新居浜市の歴史」発刊
発足後、初の刊行物


縄文時代から現代に至る新居浜市の歩みを記した刊行物「新居浜市の歴史」が先ごろ販売開始し、話題となっています。同本は、太鼓台の記録、銅山峰一帯に自生するツガザクラの由来など、自然と歴史を29のコラムと写真や年表でわかりやすく説明しています。

 前回の市史編さんから約40年が経過し、その間に新たに見つかった史料や判明した事実を後世に残す目的で新居浜市は、平成30年12月に市史編さん室を立ち上げました。
 永年にわたり新居浜市の研究を行う愛媛大学法文学部の胡光教授や住友資料館研究顧問の末岡照啓さん、三重大学の藤田達生副学長の監修のもと、考古学の研究者や一宮神社、慈眼寺らにも協力を仰ぎ、今年4月30日に発刊しました。
 全ページカラーで、コラムの内容も専門性を活かしつつ、地図や絵図、写真も多く掲載することで、当時の状況が想像できるのも特徴です。
 市史編さん室の和田隆宏室長(56)は「新居浜市の歴史が深堀りでき、より多くの人に理解と愛着を持っていただける刊行物となっています。ぜひ一度手に取ってご覧いただきたい」と話しています。
 なお、今後10数年をかけて「新居浜市史」の本編として各時代の「資料編」・「通史編」・「地質・自然科学編」・「別編」など合計10巻程度を随時発刊予定です。
 企画はA4版カラーで全128ページ。価格は税込2000円。販売場所は市史編さん室(市役所車庫棟2階)や市役所地下1階売店、あかがねミュージアム(坂井町2)、マイントピア別子(立川町)。
【問】☎651567(新居浜市市史編さん室)

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