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今治

文化

2021.09.11

高校生国際 美術展 野村さん 南高3 が美術工芸教研賞

836号3ページ

野村さん「蛸」をペン先で細かく表現

冨田さん 「私の世界」   南高2 も佳作入選

 第22回高校生国際美術展が開催され美術の部で、今治南高3年野村楓さん(17)が全国高等学校美術工芸教育研究会賞、2年の冨田萌香さん(16)が佳作入選しました。

 同大会はNPO世界芸術文化振興協会が主催し、高校生を対象とした豊かな才能の育成と国際交流を深めることが目的。国際的な視野に立った制作が求められます。

 野村さんの作品は「蛸」。ペン先とアクリルインクを使用し、細部にわたるまで細かく書き込んだ細密画で、まるで活きているような蛸を描きました。

 蛸を題材にした作品を描いたのは今回で2回目。前回は8ヶ月かけ描いた作品を、愛媛県高等学校総合文化祭に出展。全国大会出品を果たしたものの作品に納得できずリベンジで今回制作。コロナ禍で部活時間もより短くなる中、集中し描き上げました。「初め受賞を聞いた時は実感がわかなかったけど、ウェブで行われた授賞式で表彰され、こんなに大きな賞をとることができたと嬉しさがこみ上げてきました」と野村さん。

 冨田さんの作品は「私の世界」。試行錯誤を繰り返し、1年かけ完成した油絵です。「上には上がいることを知った大会でした。もっと高みを目指したい」と冨田さん。今後は美術系大学への進学や就職を考えている2人。夢に向け、さらに邁進します。


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