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松山

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2021.09.24

城南を駆けるフロントランナー  鶏と肴「とさ鳥」 岡田 洋祐さん

39号1ページ

コロナ禍も新メニュー常に開発
時短要請中は昼にラーメン提供
完成度の高さにテレビ局も取材
「即行動し、変える」


コロナをきっかけにテイクアウト商品の販売、以前からメニュー化を考えていたラーメンを完成させ、時短要請が出た時のみランチで提供するなど、常に挑戦している料理人がいます。その人は、鶏と肴「とさ鳥」(東石井町6)の岡田洋祐さんです。

 同店で5年以上、料理人として働く岡田さんは小さい時から料理が大好き。コロナになる前は、店のメニューも常によりいいものを提供しようと、県内外の飲食店へ出かけ新しい味、一品を探究。そして新しい味、進化し続ける料理を提供。そんな店は常に常連客や観光客でいつも賑わっていました。
 そんな中、新型コロナの感染拡大で状況は一変しましたが、岡田さんは立ち止まることはなく、すぐに行動に移しました。最初に着手したのはチャーハンや鶏の炭火焼などテイクアウト商品の開発でした。調理工程で手を抜けない点は店で行い、持ち帰り家で食べるまでの時間を逆算しました。食卓に並べる時、一番おいしい状態になるよう火の通し方など試行錯誤し完成させました。
 ラーメンに関しては「コロナになる前から商品化する話は社長としていた。コロナがいいきっかけになった」と話す岡田さん。昨年10月からラーメン作りを本格化。「締めのラーメンではなく、ラーメン屋としてのラーメンをずっと完成したかった」。
 醤油や魚介、様々な味の割合を変えながら、自分がこれだと思うものに寄せていきました。何度も何度も繰り返し微調整をしながら完成。理想の味に近づけた時、達成感とその過程が楽しくて仕方がなかった岡田さん。できあがったラーメンは時短要請が出た時のみ、ランチタイムで提供。口コミで話題となり、テレビ局からの取材も入りました。
 スープは化学調味料を一切使用せず、食材の旨みを最大限に引き出した完成度の高さに「飲み干したくなる中華そば」と大絶賛されました。「他の店と同じことをしても仕方ない。何もせずに過ごすのか、行動するかの差は大きいと思う」と岡田さん。自社の商品を販売するECサイトの開発なども計画中。「あの店、早いな!おもしろいな!と思える店にしていきたい」と常に前向きです。

プロフィール】同店には、同級生が働いており、声をかけてもらったことがきっかけで5年前に入社。現在は店長としてメニューの開発、スタッフの育成、経営など仕事内容は多岐に渡ります。


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