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今治

生活

2021.11.13

離島の命守り 60年 診療船「済生丸」医療を提供

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 瀬戸内海に浮かぶ島々に住む島民たちの健康を、半世紀以上にわたり守り続けている診療船があります。それは済生会今治病院(喜田村7)が共同運営する診療船「済生丸」です。

 済生丸は1962年に就航。瀬戸内海や宇和海など医療に恵まれない人に医療を提供してきました。運行を始めた同船は当初、診療が中心でしたが病気の予防を重視するため現在は、主に検診をおこなっています。

 船内には、診察室やX線撮影室などの検診スペースが備えつけており、済生丸の検診でガンが見つかった人も少なくなく「本当にありがたい」と話す島民もいます。

 来年60年を迎える節目の年を前に同病院の松野剛院長は「あらゆる人々に、手をさしのべる済生の心で医療に努めたい」と話しています。


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