今治
教育
2021.12.25
新成人に読み聞かせ
843号1ページ
いいからおばちゃん 越智さん 12月26日
常盤小学校(中日吉町2)で絵本の読み聞かせをしている越智千代美さん(55)が12月26日、成人を祝う企画「今治マチナカ成人式」で絵本カフェを開きます。
元々、幼稚園教諭だった越智さん。始めたのは22年前でした。朝の読み聞かせで子どもの気持ちが集中するという新聞記事を目にし、友人ら7人と共に今治初の読み聞かせボランティアを開始。週に3回、朝会前は子どもたちの楽しみの時間になりました。
教室中に笑い声が響き中でも、越智さんの読む、長谷川義史作「いいからいいから」という絵本が大人気で、いつからか「いいからおばちゃん」と呼ばれるように。
「活動を通し多くの出会いや縁に恵まれた」と越智さん。当時小学生だった子が大人になっても挨拶を交わし、本を覚えていると嬉しく、長く続けてきたことを誇りに思います。
「今こそ子どもの頃を思い出し、絵本から勇気をもらってほしい」と今回、絵本カフェを開くことに。越智さんは「多くの成人との再会が楽しみです」と話しています。
絵本カフェは今治商店街片山百貨店跡地(本町1)で開催。教え子で今はインディゴコーヒー(大三島)を経営している菊川鉄平さん(39)とコラボで、読み聞かせとコーヒーが楽しめます。