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大橋健太郎・美加さん夫婦

「島の良さ伝えたい」

　豪華客船の仕事で日本をまわる中、今治に寄り大三島の景色や人情に魅了され、千葉県から大三島に移住をした夫婦がいます。その夫婦とは大橋健太郎さん（36）と美加さん（33）です。

　大山祇神社（大三島町宮浦）近くの参道沿いに、今春から長期滞在も可能な宿泊施設とカフェを併設した「コリビング＆カフェサンド」をオープン。築40年の茶屋を改装し、ワーキングスペースとしても利用できるお洒落な店と話題になっています。

　以前は豪華客船のレストランとフロントで働いていた夫妻。２年前、宮浦桟橋に寄港し散策した際、瀬戸内海の美しい島々、神社や参道の風景に魅了されました。地域おこし協力隊に応募し、移住を決心。

　活動中は地域のイベントに携わりながら、起業に向け準備を進めました。土日はキッチンカーで、大三島産の柑橘を使ったキューバサンドを販売。今ではカフェの人気メニューとなっています。

　「不便さは一切なく住みやすいです。地域の人も優しく、移住してきて良かった」と話しています。大橋夫妻の夢は、地域の人と共に、島を盛り上げていくこと。

　「お客様と地域の人をつなぐ架け橋となり、島の良さを伝えたい。街作りに関わっていきたい」と笑顔です。