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松山

イベント

2024.02.15

全国駅伝 千守兄弟、絆のたすき

68号1ページ

全国都道府県対抗男子駅伝

兄倫央さん(大塚製薬)弟尋大さん(松山商)快挙

目標は世界で通用する選手


広島で行われ第29回全国都道府県対抗男子駅伝で、たすきをリレーし奮闘した兄弟がいます。その兄弟は松山市出身の千守倫央さん(23)と尋大さん(18)です。兄から弟に、笑顔と共に胸が熱くなるたすき渡しとなりました。

 同大会は、中学から社会人まで世代を超えたすきを繋ぎます。千守兄弟が出場したのは、3区と4区でした。兄の倫央さんが順位を42位に一つ押上げ、たすきを渡すと弟の尋大さんがさらに順位を二つ上げ兄弟で力走しました。

 そんな二人の陸上人生は正反対。倫央さんは松山商業時代、県大会は三連覇。県トップを走り続け、中央大学へ進学。憧れの舞台「箱根駅伝」では1年生から出場し3回走り、現在は大塚製薬株式会社へ所属。

 兄の箱根デビューを父親の英徳さん(54)と観戦し、中学2年で陸上を志したのが尋大さんでした。運動神経は良くも貧血で体調管理が難しく、結果がなかなか出ず苦しい日々が続きました。兄と同じ、松山商業に進み、2年生の秋でした。

 長距離選手の目標、5000mを14分台で走ったことで変わりました。栄養士に食の指導も受けタイムが安定。2種目で全国大会出場まで成長した尋大さんの目標は倫央さん。「世界で通用する選手になりたい」と二人でさらなる高みを目指します。

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