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新居浜

生活

2024.02.17

温泉コンサルタント(株) SE(システムエンジニア)辞め家業の温泉継ぐ

426号2ページ

後藤社長「地域住民を健康に」

 システムエンジニアとして大阪で活躍していましたが、家業を継ぐため帰郷し温泉で地域を元気にしようと奮闘している経営者がいます。その人は温泉コンサルタント株式会社の代表、後藤庸介さん(45)です。

 後藤さんは現在、新居浜温泉パナス(新居浜市篠場町)や東予温泉いやしのリゾート(西条市周布)をはじめ、県内4店舗の温泉施設の運営に携わっています。帰るまでは、大阪でシステムエンジニアとして引っ張りだこ。類まれな会話術と笑顔で明るい人柄に加え、膨大な知識と専門技術。大手企業や多くの会社から、指名がかかりました。

 元々数学が得意で、中学高校は愛光。ゲーム好きで法則や原則を説くことに長けていた後藤さん。「システム開発は1%が正常、残り99%のエラーを潰す仕事」。どんな仕事もベストを尽くし、3日寝ずにトラブルの原因を考えたこともありました。

 そんな中、父親の博文さん(76)から後継者の話があったのは27歳と37歳の時でした。2度目の時、博文さんが八幡浜で手掛けていた掘削工事で温泉が出たら帰ると約束。「絶対出んと思ってたけど、出たんよね」と笑いながら振り返ります。「曾祖父が温泉で、地元の人を健康にしたいとはじめた想いを繋ぎたい」と話しています。

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