今治
生活
2024.04.15
愛顔、感動を物語る 全国から応募約9千点
70号1ページ
知事賞の城戸さん、越智さんら(愛媛)
44点入賞を讃え表彰式
愛媛県などが主催する「愛顔(えがお)感動ものがたり」の表彰式が先ごろ、愛媛県県民文化会館(道後町2)で開催され、多くの来場者が集まりました。
同事業は、県が提唱する「愛顔」を全国に広く発信し「愛顔あふれる愛媛県」を目指すために、県内外から広く感動のエピソードや写真を募集するもの。10回目となる5年度は国内外からエピソード部門に3933点、写真部門に5133点の計9066点が集まり、両部門で最高賞の知事賞、特別賞など計44点が入賞しました。
俳優イッセー尾形さんらが審査
表彰式では、中村時広愛媛県知事などが受賞者一人ひとりに作品の感想などを伝えながら賞状を手渡し、会場は温かい拍手に包まれました。
また、審査委員長の俳優イッセー尾形さんやゲストの俳優紺野美沙子さんが受賞作を朗読。来場者は、涙したり笑ったりしながら聞き入り、至福の時を過ごしました。
これらの受賞作品は、愛媛県のホームページで公開中。愛媛県文化振興課の赤瀬さんは「ぜひ作品集をご覧いただき、愛顔になってもらえたら嬉しい。今年度の作品募集も5月から開始予定なので、たくさんの人に応募してほしい」と話しています。
エピソード部門
知事賞 一般の部「回り道」
妊娠中、体調不良で病院受診した際に出会ったタクシー運転手さんが見せてくれた、一面の菜の花畑の風景と、嬉しい気遣い。何年たっても色鮮やかに思い出す、心温まる物語。
高校生以下の部「未来のノート」
2歳の時に病気で亡くなった母が残した、何冊もの成長日記を見つけた作者。高校生になり、はじめて知った母の思いとは…。亡き母の愛を感じる感動の物語。
特別賞 一般の部「いつでもどこでも」
突然天国へ旅立った父の葬儀。車掌さんごっこが大好きな3歳の息子の行動が、悲しみに打ちひしがれていた皆を笑顔にした。子どもの可愛らしさにほっこりとする物語。
高校生以下の部「父の誕生日プレゼント」
母、姉、私の3人で、それぞれプレゼントを準備して迎えた父の誕生日。母のプレゼントの思わぬ間違いに笑顔が生まれる。家族の愛が溢れる物語。