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新居浜

イベント

2024.07.06

壊れた“宝物”に再び命を 新居浜おもちゃ病院

423号1ページ

すご腕シニアら修理

第1・3土曜 福祉センター

子どもたちの思い出が詰まった壊れたおもちゃを「治療」し直してくれるおもちゃ病院が新居浜市にあります。(堀田一昌代表)シニア世代を中心に集まったすご腕集団が、子どもたちの笑顔のため知識と経験を駆使し奮闘しています。


 新居浜おもちゃ病院は平成23年設立。おもちゃを原則無料で治すボランティア集団で、現在は16人が所属しています。活動は第1・第3土曜日の月2回、新居浜市総合福祉センター(高木町2)。

 壊れたおもちゃは、ラジコンカーからトランシーバー、人形まで多種多様。会員らは電気系統の故障、プラスティックの破損など壊れた原因を追究。定年退職した人が多く、現役時代の知識や経験を持ち寄り、ベストな治療方法を考えています。その場で治る時もあれば、重症の場合は「入院」も。作業費は無料ですが、部品の取替えが必要な場合は部品代だけかかることも。

 先月、音が鳴らなくなったオルゴールを持ってきたのは、多田羅秀子さん(44)と咲来さん(9)親子。全て解体し、原因をつきとめ治ることが分かると大喜びの2人。思い出が詰まったおもちゃが多く「また使えるようになった」と喜ぶ姿を見る度に、「おもちゃドクター冥利に尽きる」とすご腕集団たち。今日も、子どものようにおもちゃと向き合い、真剣なまなざしで治療にあたります。

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